よしやおくるとも

たいせつなものがなぜたいせつか。考えて、いつか確認する時のためのブログ

自分は邪魔かも?から考える

皆さんは、甲斐甲斐しく世話を焼くタイプですか?

それとも黙って影から見守るタイプでしょうか?

私は、気になる他者に対して、「良かれ」と思って行動してしまう性分です。だから、些細なことでも何かあれば連絡したいし、会えるならたくさん会いたいと思ってしまいます(ここでなんとなく伝わると思うのですが、たぶん私ってちょっと重い笑)。

ですが、そんな自分にひとつの言葉が降ってきました。

 

「それって相手にとっては、邪魔なんじゃないの?」

 

うわぁ、盲点。

 

 

相手にとって「よかれ」と思っていたことが、「邪魔」なんだとしたら。

それって、私がこれまでやってきたことやこれからやりたいと思っていること、果ては自分の存在までもが、相手にとって邪魔なのかもしれないと、一気に思考がマイナスの方向へ駆けあがりました(駆け落ちた、が正しいのかな)。

 

それに思考に拍車をかけたのが、自分の業務環境と今日の仕事内容。もともと1人部屋だし、今日は急いでやる仕事もない。誰かと顔を合わせる予定は勤務時間中で1時間弱。こういう時、単にボーっとしていられればラクなんだろうけど、それってすごく至難の業なんですね。かといって、何か別のことして気持ちを紛らわせようと思っても、思考に引っ張られちゃう。勉強しようかとテキストを開いても、気はそぞろなままで全然集中できないし、マイナスなループに巻き込まれて、暗くてねばっこいところに引きづられそうな感覚でした。

 

これはいかん!と思って、最近よく相談させてもらっている友人へSOS。

 

こより:なんか、自分が邪魔なんじゃないかと思っちゃう。

友人:いや正直ね、(中略)悪く言えばじゃまなんだとおもうよ!

(私の受けた衝撃を視覚化すると、こんな感じ↑笑)

 

おぉう、直球…。

 

 

 

でもそこで気づきました。私は「そうじゃない」って言われたかった。「邪魔かもしれない」自分の存在価値を、誰かに肯定してもらいたかった。ある特定の人にとって「邪魔かも」という思いが、あらゆる人にとって「邪魔かも」、もしくは「邪魔なんだ」というところまで、拡大適用されていました。それが友人の言葉で、剥がれ落ちました。

 

友人は続けます。

友人:ただその場合は(中略)、自分がいやでしかたないし、回りぜんぶがじゃまなんだとおもう。

友人:「なにもかもがいや」で「何をしたらいいかもわからない」で「自分はなんてだめなやつなんだ」だからなぁとおもうよ。

友人:でも落ちてるときはぜんぶいやになるけど、浮かんでくるときには絶対こよりちゃんが浮き輪になってくれてるんだろうから、大丈夫だよー!

 

この友人は、今の私と似たような状況を過去に経験しています。同じような経験をしていることもあって、その友人からの言葉は本当に今の私にとっての支えです。なにより一つひとつの言葉が私にとってあったかい。文章のあったかさって絵文字とかスタンプじゃないんだなって、この友人と話していると実感します。人柄がそのまま文になってる感じ。

そして、連投の最後に一言。

 

友人:でもわたしがそばにいたいんだから仕方ないよ!笑

 

そうです、そうでした。

 

 

目の前のことに気を取られて、見えなくなっていました。

前から相手がしんどさを抱えていることは知っていました。それでも構わないから一緒にいたいと願ったのは、他でもない私。そして、しんどい日がいつかは明けると信じているのも私。

 

i-mustard.hateblo.jp

既読がつけば泣くし、返事があればもっと泣くし、調子がいいと聞けばもう嗚咽。

あまり情感豊かではない私の心を(良くも悪くも)揺さぶってくれるし、そのおかげで人間らしくなれるし、生活のほかの面も楽しくなる。そんな人は他にいないと思っています。

 

 

たしかに、邪魔かもしれない。でもそれは「いつも」じゃないはずで。だから、隣に居てもいいのかなって思えたんです。

そして、またいつか自分が「邪魔かも」と思ってしまった時には、なるべく邪魔にならないような関わりを持ちたい。ぴったりくっつくことはしないけど、近くにいることが伝わるように。いつでも頼っていいことが伝わるように。

 

まぁ、実行するのは難しいですよね。

私が30年近い人生で作ってきた対人関係の持ち方を変えなきゃいけない面も出てくるとは思います。長い時間をかけて作ってきたものの形を変えることの難しさは、対人援助の仕事をしていても感じるところです。

でも、これからの人生、どこかで変えなきゃいけないのだとしたら? もしそうなら、今、この人のために変えることが一番有意義な気がするし、この人のためなら変えられるし、変えたいと思う自分がいます。そんな自分を信じて、ちょうどいい距離感を見つけていきたいです。

 

またきっと、ここでウダウダ言うとは思うけど、今日はここで決着つけました。