よしやおくるとも

たいせつなものがなぜたいせつか。考えて、いつか確認する時のためのブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

「裏声」の伝え方を考える

ある夜のマック。Sサイズのコーヒーを頼み、ろう者2人と一緒におしゃべりしていた時のこと。 声の調子やイントネーションといった話から、「裏声」の話題に。 裏声ってどんな声のこと?と聞かれ、 ・高くて細い声 ・頭の上から出てる感じ ・カラオケとか歌…

「それ、ネタでしょ?!」と思う理由を考える

絵本展の入口。ヨシタケシンスケさんが好きです。 こんにちは。暑いですね。雨の地域は大丈夫でしょうか。 覗いていただいてありがとうございます。 昨日、ボーっと見ていたEテレのB面談義。 www.nhk.or.jp すると、ろう者の落語家が、仕事をしていたころの…

「通れないんだよね」の一言から考える

ゴールデンウィークが終わりました。 長かったですね。 いつもは「ちぇ、なにがウィークだよ。4日間しかないじゃないか」などとその名に似合わぬ短さに悪態をついていましたが、今年はたっぷり8日間(初日と最終日はお仕事)。ウィークには収まりきらない長…

「一緒にいる」を考える

一緒にいるってなんだろうか。 時間が長ければ? 同じ空間にいたら? 目が合っていたら? 同じ話をしていたら? どれもかすっているようで、どれも的を射てはいないような。 自分のテリトリーに相手をただ繋ぎとめておくだけでは、「一緒にいる」ことにはな…

イチロー選手の引退会見から考える

同期結婚式でのブーケ イチロー選手が引退を表明されましたね。 野球好きでイチローを尊敬する彼と一緒に、試合から会見までのすべてを見ました。 試合が終わった段階で23時過ぎ。明日の仕事や自分の体調を考えたら早く寝なきゃいけない、というのはお互いに…

通訳の感度を考える

よい通訳者とよい通訳の間にはどんな関係が成り立つのだろうか。 よい通訳をする人は、よい通訳者なのか。 よい通訳者は、よい通訳をするのか。 感覚的に「100%イコールではない」という気がしてくる。それは、「よい」ということばがいろんな側面をはらんで…

《どうして?》の手話から考える

昔からそれなりに、ことばというものに興味を持っていたと思う。 中途で難聴になった祖父と、音声言語を持たない大伯母に接する中で、ことばの多様性にはちょっとだけ敏感だったかもしれない(だからといって、外国語を習得するほどではなかったけれど)。 …

一番欲しかった資格を考える

手話通訳技能認定試験に合格しました!! 手話を始めて早11年。資格を取ろうと思ったのは、ここ最近のことです。 修士論文を書くにあたり、聴覚障害者の方々にインタビューをしようと決意しました。 そこで自分が手話をして、相手にも手話で答えを返してもらう…

ウチとソトを考える

とある研修会で宮城に来ています。 大学の同期が頑張って、でも自然体で運営していて、なんかその頼もしさに嬉しいような寂しいような。遠くなっちゃった感じに近い。 初めて会う人もたくさんいるんですが、いかんせん狭い業界なので、話を聞いていくと共通…

2019年の漢字を考える

明けましておめでとうございます。 2019年になりました。「平成最後の〜」にも拍車がかかっていくことでしょう。そんなに言わなくてもいいじゃない、という気持ちを持ちつつ、それを見ています。 さて、新年ということで、今年の目標を。 それは「重」です。…