「語彙力」を考える
キンモクセイの香りが通勤途中の気持ちを上げてくれる季節になりました。
何処からともなく香りが立ち、気づくといなくなっている。華やかだけど、去り際は鮮やか。そんな女性になりたいものです(笑)
そんなことを考えながら、ふと「キンモクセイの香りを知らない人に、これをどう伝えるのだろう。」と思ったので、今日はこのことを。
「キンモクセイ」という語彙やそのイメージをお互いが持っていれば、そのひとことで共有できますが、そうじゃなかったら…?
語彙力、ボキャ力…。言い方は様々ですが、要はどれだけ単語を知っているか、だと思います。
でも「キンモクセイ」の単語を知っていれば、すべてを共有できるかというと、そうじゃなくて。
「キンモクセイ」を知らない人に、キンモクセイをどう伝えるか。
どれだけ言い換えられるか。どれだけ相手の知っている単語に置き換えられるか。どれだけ相手の理解の程度をつかんで、次の説明ができるか。
そういうのが、コミュニケーション力なのかもしれないなぁ、と思っています。
語彙力だけがあっても、相手の様子が見えなければ、伝わる「ことば」にはなり得ない。
そんな気がしました。