悲劇への意地

前にも書いた、NHKの番組、

『SWITCHインタビュー 達人達』。

 

渡辺直美さんとムロツヨシさんの回がとても楽しくて、繰り返し録画をよく見てます。

 

 

終盤、ムロさんが自身を『喜劇役者』と語る理由を話していました。

 

世の中は悲劇だらけ。

それが悔しい。

どうやったら喜劇を増やせるか。

 

それだけでもすごいなって思ったのですが、さらに。

 

 

3.11で見た景色には敵わない。

あの悲劇には何をやっても

敵わないかもしれないけど、

足掻くことはできるし、

またあれがやってくるかもしれない場所にあって、

それがくるまでの間は

どうか喜劇でいてほしい。

だから、意地ですよね。

 

 

そんな風に語っていました。

これを最初に見たとき、泣いてしまいました。

 

 

悲劇への意地で、喜劇役者と名乗る、

その背景に3.11があったこと。

 

 

 

あの日に終わってしまったもの・止まってしまったものが、悔しくも確実に存在する中で、あの日から始まったことがある。

 

それを6年が過ぎた今も、気持ちの熱を入れて語ってくれる。

あの地震が持ったポジティブな意味、未来志向の意味を語ってくれることは、被災した私にとって心が温まることでした。

 

 

 

人から見れば「カッコつけ」と言われそうなことでも、自分で考えた信念に従って、正しいと思う道に進んでいく。

 

 

そのカッコよさに惚れた日でした。