生きるために壊れる
週末が近づいてきました。
この、「近づいてきた時」が一番しんどい気がします。
カレンダー通りにお仕事をされる方とか学生さんなら、水曜日の夜とか木曜の朝が、「近づいてきた時」になるのではないかと思います。
私の周りも御多分に洩れず、そんなスケジュール。
そんなとき、「あ、この人疲れてきたな」っていうのが分かるんです。
その人、わかりやすく
壊れるから。
たとえば、欧米人みたいな訛りをしてみたり、地元の方言になってみたり、周りの人の話を聞いてるかと思いきや揚げ足を取ってみたり、急に空を眺め出したり…。
一般的には、この人不安定になってるな、と捉えると思うのですが(笑)。
でもそれを見ていると、
壊れるのは、生きていくため
なんだと思うのです。
壊れたくて壊れてるわけじゃないけど、無理をしている頭や体や心に、奥底からストップをかける行為。
それが壊れることの意味だと思います。
結果、壊れた後には、切り替えて作業に入っていったり、「もう今日は終わり!」と割り切って帰る人もいて。
どちらも、壊れる前よりも、今やこれからをきちんと生きていく状態になっているのです。
壊れるのは次に進むため。
そのためのエネルギーを溜める機会。
そんな風に考えていける世の中だといいな、って感じます。