うごめく色
6月に買ったマンガ。
『ひだまりが聴こえる』
『きゅっと結んで、スキ』
どっちも聴覚障害のある人物が登場します。
かたやBLで、
かたや少女コミック。
系統は違いますが、同じところがあるなぁと思いました。
どちらも中途失聴で(高熱が原因なのも同じ)、そしてどちらも、自分の障害をわりと受容できている。
受容の過程を描くと、自分の中の話になってしまうので、なかなか漫画に落とし込みづらいところだなとは思うのですが…。
聞こえていた人が聞こえなくなること、
周りの人に「もう一度話して」ってお願いしにくいこと、
自分が聞こえる側に歩み寄らなくてはと考えること、
内側でうごめくいろんな色の話。そういったことを、読む人にわかってもらえると嬉しいなと思いました。
しかし、少女コミックを読んでいて思ったのですが、話したいから手話を覚える過程を読んで、学部時代の先生の言葉を思い出しました。
人はコミュニケーションをしたいと思ってコミュニケーションをする。
「あなたのことを知りたい」がコミュニケーションの原点である、という話。
コミュニケーションを取りたい人は誰だろう??